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【エキノコックス】

エキノコックスは寄生虫の一種です。自然界ではキツネと野ネズミに寄生しています。

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■成虫

体長4mmほどの細長い白い幼虫。キツネの小腸に寄生して卵を作り、キツネのフンとともに卵を外に出します。

■卵

直径0.3mm、肉眼では見えません。卵がついた草などを野ネズミが食べると肝臓で幼虫になります。

■幼虫

幼虫が寄生している野ネズミをキツネがたべるとキツネの腸の中で成虫になります。

【エキノコックスが寄生する動物】

成虫、幼虫、それぞれが寄生する動物は決まっています。

ネズミ・人・ブタの体内の幼虫は成虫になることはなく卵をつくることもありません。

成虫が寄生➡キツネ、イヌなど

幼虫が寄生➡野ネズミ、人、ブタなど

寄生サイクル

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犬もエキノコックスの幼虫が寄生した野ネズミを食べるとキツネと同じように、成虫が寄生することがあります。

人から人、野ネズミやブタから人に直接感染することはありません。

エキノコックスが寄生したキツネやそのフンに直接さわったり、フンに汚染された山菜や沢水を口にすると感染の危険があります。

あかびら動物病院ではエキノコックスはもちろん、フィラリア症などの治療も行っております。

野ネズミを食べた場合はもちろん、散歩中に草を食べたり、何か落ちてるものをたべてしまったなど、気になる場合はご相談下さい。